けいおん!!にハマったオタクどもの話 意訳シリーズ | 2012-09-19 Wed

　ども！
　久しぶりの意訳シリーズ来たよコレ！1年ぶりぐらいかな！？
　元ネタは、
　「世界を知るExplorer」ってやつのLesson7
　元ネタのストーリーはここで書くのはNGだと思うので、興味がある方は頑張ってその教本探してｗｗｗ

　なお、今回は7段落あるうちの2段落の途中までの公開です。ちょっと長すぎるので、切りながら公開したいと思います。

　いつも通り、元ネタのイメージを崩したくない！俺の嫁はこんなんじゃない！という確固たる意志をお持ちの方々は、閲覧しないことをお勧めします。

　また、「ここ、こうしたほうがいいんじゃない？」とアドバイスくださる方は大歓迎です！
　もちろん閲覧だけでも大歓迎です！

　では↓↓

彼は何もかもよくなかった。そして俺は、彼によって俺の軽音楽部生活が崩壊してしまうことを、その当時まだ知らなかった。
　フィクターは平成2X年の入学生として、この高校へ入学してきた。彼が入学する以前、軽音楽部には3年生が4人、そして2年生の俺、計5人で活動していた。しかし、今年の春に先輩方は卒業してしまい、部員数は俺のみとなっていた。
　部活の成立条件は部員3人以上という決まりがある。もしも1学期中に部員数を3人以上にしなければ、25年間続いた本校軽音楽部は終わってしまう。
　俺は1人となってしまった軽音楽部の部室のテーブルに座り、壁に掛けられた歴代部長の写真をボーっと眺めていた。
　「…どうすっかなぁ……」
　不意に外の風景が目に飛び込んできた。野球部…サッカー部…ソフトテニス部……、目につく部活すべてに、初々しい体操服を身に付けた新入生達が、見学に群がっていた。
　次いで軽音楽部のドアを見つめる。今だ嘗て、このドアが新入生の手によって開かれたことはない。
　うるさくて落ち着きにない奴でもいい。歌い声が叫び声にしか聞こえないような奴でもいい。こうなってしまえば、音楽をやったことがないような人でも何とかして部員にしなければ。俺は立ちあがった。
　新入部員を楽しみに待つ、というよりもむしろ、とにかく部員を探すということに専念しなければならない、そう考えていた時のことだ。
　コンコン…
　不意にノックの音がした。
　「どうぞ！」
　俺は飛びつくように返事を返した。現れたのは、真新しい制服を着こなした男子新入生、フィクターだった。