月の少女 意訳シリーズ | 2011-07-13 Wed

　以前もとある高校英語教材の英文を意訳してみましたが、今回からちょっと専門的にやってみようかと･･･。

　至らぬ点が幾つもあるかと思いますが、よろしくお願いします。

　イメージが崩れる！俺の嫁はこんなのじゃない!!と熱い思いのある方はBackすることをお勧めします。

　Y.O.Yucky

　本文は「月の少女」をクリックしてください。
 

　第一話　月の少女
　月はちょうど昇り始めた。私はまだ半分眠っていて、寝袋の中にいた。意識がまだはっきりとしない時、突然、私は何かが近づいてくるのが聞こえた。私は動物学の研究のためにカラハリに来ている。ライオン等が近づいてきても不思議ではない。私は恐々しくゆっくりと頭をあげ、足越しに　そ・れ　を見た。黄髪の少女が手を広げてそこに立っていた。
　（なんだ、幼い女の子か…）
　ライオンではなかったという安堵感と、期待はずれだったという失望感でいっぱいになった。私は頭を下げ、再び寝静まろうとした。しかし、何か違和感を感じる。この場に合わない何かがある。果たしてそれは何なのだろうか？私はうっすらと目を開け、今自分がいる立ち位置について考えてみた。そもそもここはカラハリ砂漠である。そんなところに、何故幼い女の子がいるのだというのか…、いや、いるはずがない。
　何かを見間違えたか？いったい何を間違えたのだろう？今のがなんの光景かを確かめるべく、私は再び頭を起こして目を開けた。そこには……誰もいなかった。やはり見間違いか。今度こそ寝よう、刹那…
　「これは食べられる人類なのかー？」
　手を広げた少女が私の真上に立っていた。