大学生になってしまったとある人間がカメラ持って自転車に乗って旅する的なブログ。Twitter:@Y_O_Yucky
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ワイオーです。
一眼レフはネタではありませんよ?
どうでもいいや。
意訳シリーズも第2弾!
下の「人食い少女」をクリックしてください。
前回も言ったとおり、キャラ崩壊がダメ、俺の嫁はこんなんじゃない!と、硬い意志をお持ちの方は読まないほうがいいかもです。
ではでは。
第二話 人食い少女
「おまえは人里の人類なのか―?」
この子は何を言っている…?人里?砂漠のはずれにある町のことなのか?
「何も言わないのかー」
おい、ちょっと待て。落ちつけよ、この子はきっとかなりの方向音痴でたまたまここに迷い込んできてしまったのだろう。だから、町の人間を探している、きっとそうに違いない。
「だ、大丈夫?ぼっ…、僕はねぇ、ま、町の者じゃないけどねっ、…こ、この、ここに詳しいから、町のな、名前ー、を言ってくぇひぇあおくふってあげるひょ」
自分でも驚くほどの弱々しい声。相手はただの女の子であるはずなのに、何故こんなにも恐怖を感じるのだろうか?平常心を取り戻そうと起き上がろうとした、瞬間―
「じゃあ、食べられる人類なのかー」
この女の子が出した力とは思えないほどの腕力で、地面に叩きつけられた。
妻のディーリアはまだ眠っていた。起きては欲しかったが、恐怖と拘束によって身動をとれない。声も、自分が思っているよりもかなり弱々しいらしく、ピクリとも動いてくれない。その声も、もう絞首によって少しも出なくなってしまった。自分はここで終わるのだろうか……?学生として砂漠の研究にやってきたあのころが懐かしい……。今頃大学の同僚は何をしているのだろうか?立派な研究者として名を馳せているのだろうか?それに比べて私の人生は?正直、満足いくものではなかった。砂漠でいつも研究。脱水で死にそうになる時もあった。でも、今はそれらすべてが懐かしい。
嗚呼、つらかったあの時が懐かしく思われる。リア充をバカにしていたあのころも懐かしい。
嗚呼、私の愛しいディーリアよ、どうか君だけでも、君だけでも……
絶望感で満ち、あきらめようとした、その時、妻の目がうっすらと開いた。するとすぐに眼前の光景で目を見開いていることがよくわかった。
(ディーリアよ、君だけ逃げなさい。俺はもう駄目だ…)
声にならないこの声。伝わることを願って、私は静かに目を閉じた。これですべてが終わりだ。後は、残された家族にすべてを任せよう。
この世のすべて、今まで本当に悪かった、そして、ありがとう………
「あ、この黄髪の少女ってルーミアじゃない?マーク」
妻から発せられた声はあまりにも平凡で私を心配するものではなかった。
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